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心不全フォローアップ

更新日:2026年8月7日更新 印刷ページ表示

心不全フォローアップの取り組みについて

当院では、日本心不全学会及び日本薬剤師会が合同で作成した「薬剤師による心不全服薬管理指導の手引き」に基づき、地域の保険薬局と連携した心不全フォローアップの取り組みを開始しました。

心不全患者さんの退院時には「心不全薬剤管理サマリー」を作成し、利用している保険薬局へ情報提供を行います。サマリーには、入院中の治療内容、服薬状況、体重、療養上の注意点、薬局で特に確認していただきたい事項などを記載しています。

保険薬局の先生方には、このサマリーを参考に服薬状況や体調変化、体重変化、生活状況等をご確認いただき、心不全増悪の早期発見につながるようご協力をお願いいたします。

 

フォローアップの対象

慢性心不全と診断され、当院より心不全薬剤管理サマリーをかかりつけ薬局へ送付した患者さん

 

心不全における療養管理の特徴

心不全では、以下のような要因が再増悪や再入院の原因となることが多いとされています。

 

・服薬不遵守(飲み忘れ、自己判断による中断)

・塩分や水分の過剰摂取

・過労や過度の活動

・受診中断

 

このように、日常生活やセルフケアの状況が心不全の病状に大きく影響する疾患であるため、外来診療だけでなく、地域の保険薬局における継続的な服薬支援や生活状況の確認が重要となります。

 

心不全における薬物療法の特徴

心不全治療では、症状の改善や予後改善を目的として複数の薬剤が併用されることが多く、継続的な服薬管理が重要です。

主な治療薬として以下の薬剤が使用されます。(一般の方向けではなく、保険薬局の先生向けの情報です。)

 

・ARNI

・ACE阻害薬 / ARB

・β遮断薬

・MRA

・SGLT2阻害薬

・利尿薬 など

 

これらの薬剤は、血圧、腎機能、電解質、体重などの変化に注意しながら管理されます。

また、利尿薬の内服状況や体重変化は心不全の病状変化と密接に関連するため、服薬状況や体調変化の確認が重要となります。

 

保険薬局でのご協力のお願い

心不全の療養支援において、保険薬局での継続的なフォローは非常に重要です。

以下の点についてご確認いただき、必要に応じて患者さんへの受診推奨をお願いいたします。

 

・服薬状況(飲み忘れ、自己調整の有無など)

・体重変化(急な増加など)

・浮腫、息切れなどの症状の変化

・食事・塩分・水分摂取状況

・受診状況

 

詳細につきましては、下記資料「心不全フォローアップについて(保険薬局向け)」をご参照ください。

 

保険薬局でのフォローアップおよび情報提供について

保険薬局から病院への情報提供は、患者さんの治療継続および心不全増悪の予防のための重要な情報源です。関係資料に「慢性心不全患者に係るチェックシート」、「トレーシングレポート」を掲載しておりますので、積極的なご活用をお願いいたします。

フォローアップの際には、「慢性心不全患者に係るチェックシート」を参考に体調変化や服薬状況等をご確認いただき、必要に応じて「トレーシングレポート」とともに当院薬剤科へ情報提供をお願いいたします。

なお、本取り組みは、地域支援体制加算を届け出ている保険薬局において、調剤後薬剤管理指導料2の算定対象となります。

 

⑦ 関係資料

以下の資料を掲載しておりますので、ご活用ください。

 

心不全薬剤管理サマリー [Excelファイル/43KB]

慢性心不全に係るチェックシート [Excelファイル/14KB]

トレーシングレポート [Wordファイル/91KB]

心不全フォローアップについて(保険薬局向け) [Wordファイル/357KB]