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横断的に統括する部署として2007年10月に誕生し今年で16年目を迎えました。2019年4月にはがんゲノム医療連携病院に選定され、広島県東部のがんゲノム医療を担っています。同年8月には緩和ケアセンターを設立したことで、2020年4月よりがん診療における高次の機能を有するとして「地域がん診療連携拠点病院(高度型)」に指定されました(高度型は2023年3月末日で廃止)。
2023年4月1日から始まった第4期がん対策基本計画(全体目標『誰もががんとともに自分らしく生きられるよう、全ての国民でがんの克服を目指す。』)に基づいて当院も地域がん診療連携拠点病院として、がん予防、がん医療、がんとの共生を3つの重要項目として福山・府中二次保健医療圏および近隣地域におけるがん診療の発展に寄与してまいります。
がん医療においてはがんゲノム医療、がんのリハビリテーション、緩和ケアの益々の充実を図り、より強く求められているAYA世代・高齢者へのがん対策にも取り組んでまいります。がんとの共生ではがん看護外来、がん相談・がん患者支援センターの役割強化を図り、地域社会との連携、がん患者の社会的支援(サバイバーシップ支援)につなげていきたいと思います。
がん手術件数:2,318件
放射線治療患者実人数(新患+再患):512人
がん薬物療法 外来化学療法室実施件数:7,627件
緩和ケアチーム依頼件数:235件
がん患者栄養指導件数:4,664件
がん相談実施件数:2,636件
がん登録件数:1,838件(6/18現在暫定値)
がん診療統括部は診療部門、患者支援部門、地域連携部門からなり、各部署と連携して“チーム医療”の達成を目指しています。