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本年度は、2023年2月から富岡医師のスタッフ増員があり、4名体制で担当させて頂きます。
主となる肺がんについては、術前カンファレンスでの呼吸器内科、腫瘍内科との相談により治療方針が決定されます。内科、放射線治療科との連携のもと、進行・再発肺がん症例に対する化学療法、放射線療法も行っています。また、気胸、膿胸を中心とした救急疾患にも対応しています。
低侵襲手術として肺がん症例を中心に積極的に胸腔鏡手術を施行しており、今年度はロボット支援手術(Da Vinci手術)の導入を検討しています。
主な領域:肺がん、転移性肺腫瘍、気胸、縦隔腫瘍、胸部外傷、膿胸などの外科治療
2022年1月~12月手術件数は173件でした。昨年に比べ2例減少でしたが同様の実績でした。
疾患別の手術症例数は表のとおりです。
原発性肺がん/葉切除の術後入院日数は平均値11.9日、中央値10日でした。
積極的な追加再手術治療が必要な周術期合併症は2例で、喫煙、肺気腫に関連したものでした。
再手術症例は術後肺瘻の2例、周術期輸血例もありませんでした。
原発性肺がん 88例 | 肺・胸膜生検 1例 |
気胸・肺嚢胞 16例 | 縦隔リンパ節生検 1例 |
転移性肺腫瘍 23例 | 良性肺腫瘍 7例 |
胸部外傷 15例 | 膿胸 12例 |
縦隔腫瘍 5例 | その他 5例 |