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2005年の救命救急センター開設以来、整形外科は外傷治療に特化した高度医療の実践を目指してきました。以後、骨折治療用インプラントの常備、手術室受け入れ体制の強化、スタッフの充実を図り、診療レベルの向上に取り組んでいます。
救急搬送される外傷例には脊椎外傷も多く存在し、当初は福山市北部エリアには手術を行う常勤の脊椎外科医がいなかったことから、2007年から常勤の脊椎外科医を迎え入れました。当科医師数は、2004年以降増加を続け、現在9名で日常診療、手術および救命救急診療を担っています。このような経緯から、整形外科は脊椎と外傷治療に特化した高度医療を実践しています。
一般的な骨折、関節内骨折、多発外傷、骨盤輪・寛骨臼骨折、重度開放骨折、脊椎外傷、脊椎慢性疾患など
コロナ禍前は、毎年約1,200件の手術を行っておりましたが、昨年度および一昨年度は、コロナ患者収容に伴うベッドコントロールのため、抜釘や慢性疾患に対する予定手術を大幅に自粛し、救急搬送患者の受け入れを優先したため、例年に比べて約20%減少しました。四肢骨盤外傷と脊椎外傷を含む外傷例の割合は、毎年約70-80%を占めております。