患者さんへ
- 現在、がんの治療を受けている(または通院している)主治医の先生に相談し、先生から当院がんゲノム医療外来へ予約申込をしていただくようにお願いしてください。申込を受け必要書類等一式が届いた後、4~5日以内に当院から主治医の先生や患者さんご本人へがんゲノム医療外来の受診日について連絡をいたします。
- 受診日に、検査の説明・同意書への署名、遺伝性腫瘍(二次的所見)についての説明をいたします。また、NCCオンコパネルやF1リキッドでの検査の場合、その後に採血があります。合計で1時間~2時間程度かかることがあります。
- 受診日から1~10日以内に病理検体が提出され、検査が開始となります。
詳しくは(3)がんゲノム医療外来を受診される方へ [PDFファイル/348KB]をご参照ください。
主治医の先生方へ
以下の手順で申し込み、準備をお願いします。
がんゲノム医療外来の受診手続き
- 事前に電話でご一報いただいた後に
・(1)がんゲノム医療外来 保険適用チェックリスト [PDFファイル/121KB]
・がんゲノム医療 保健適用チェックリストに記載してあるデータ
・(4)福山市民病院 がんゲノム医療外来 申込書 [PDFファイル/144KB]
・紹介状
・(再度標本診断を行うため)病理検査のすべてのプレパラート(ガラス標本)
・病理診断報告書
を福山市民病院 医事課 がんゲノム医療事務局へ郵送してください。
これらの郵送いただいた資料をもとに保険適用の可否について判断いたします。
(保険適用の可否について原則5営業日以内に連絡いたします。)
- 保健適用となると判断された場合、ご紹介いただいた先生にご連絡したのち、当院から直接患者さんへ外来のご案内の連絡をいたしますので、当院から連絡がくるかもしれないことを事前に患者さんにお伝えください。
がん遺伝子パネル検査で使用する検体について
- 当院で再度標本診断を行うため、申込時に病理検査のすべてのプレパラート(ガラス標本)と病理診断報告書をご提出ください。検査に適した標本かどうかを判断し、最適な標本を選択します。検査が可能であれば、後日必要な無染プレパラートや、パラフィンブロックを送付いただくよう依頼いたします。
- 標本は、こちらで指定したブロックから1症例につき10μmの厚さで10枚、病理診断確認用に4μmで5枚ご準備ください。ブロックをお借りできましたら当院で作成し、残りは返却いたします。また、あわせて検体情報チェックリストに必要事項を記入し、提出をお願いします。
- 標本は腫瘍細胞がなるべく多く含まれている部位(腫瘍細胞が50%以上)を選択する必要があります。50%未満でも検査ができることがありますが、腫瘍細胞の割合が低いと精度が低くなります。検査に適さないと判断された場合、検査ができないことがあります。
- 病理材料は10%中性緩衝ホルマリンによる適切な固定が必要です。それ以外の固定液で固定されたもの、ホルマリン固定時間が長いもの(48時間を超える場合)、古い検体(採取されてから5年以上経過したもの)は核酸の状態が悪く、正確な検査ができない可能性が高くなります。
- 上記の検体がない(良好な検体がない)場合、新たに病変から検体を採取することができれば、検査が可能な場合があります。
参考:(7)検体送付について [PDFファイル/345KB]、(8)検体情報チェックリスト [PDFファイル/80KB]
がん遺伝子パネル検査開始後の各種手続きのお願い
がんゲノム医療外来での診察の結果、保険適用での「がん遺伝子パネル検査」が可能と判断された場合、紹介いただいた主治医の先生にはエキスパートパネルに提出する資料等を作成していただくことになります。資料の作成依頼をする際にはこちらから様式などをメールで送付させていただきますのでよろしくお願いします。
<外部リンク>
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