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泌尿器科 Urology

記事ID:0000035 更新日:2023年8月24日更新 印刷ページ表示

スタッフ紹介

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診療の特色

当院は広島県東部で唯一のロボット支援手術システムを有する地域中核病院です。公的病院として泌尿器科領域の幅広い疾患に対応しつつ、がん診療連携拠点病院として尿路悪性腫瘍に対するロボット支援手術等の高度医療を行っています。薬物治療・放射線治療など最新の国内外ガイドラインに準拠、エビデンスに基づいた治療を勧めています。

2023年8月からは最新のdavinchi Xiを導入し、ロボット手術の適応拡大に対応していきます。

 

対象疾患

前立腺がん:手術、薬物療法(内分泌療法、抗がん化学療法)、放射線療法などあらゆる治療が選択可能です。2015年3月からロボット支援前立腺全摘術を開始し、術中合併症の減少、術後疼痛の改善、入院期間の短縮等の患者に優しい外科治療を目指します。また、放射線治療に関しても、放射線科と連携し2022年4月よりスペースOAR®を導入し、IMRTの寡分割照射60Gy/20fxを導入しています。

腎細胞がん:小さな腎腫瘍に対し2016年11月からロボット支援腎部分切除術も開始、従来の小開腹アプローチも含めた腎温存手術を積極的に行っています。また2022年4月から腎摘除術もロボット支援手術の保険収載が認められ、当院でも適応症例に対してはロボット支援腎摘除術を開始しています。転移を有する腎細胞がんに対しては分子標的薬のみならず、免疫チェックポイント阻害剤併用療法が治療選択肢として加わり、治療成績の改善に寄与しています。

膀胱がん:表在がんに対する治療としては内視鏡手術、術後BCGを含めた抗がん剤膀胱内注入治療などがあります。筋層浸潤がんおよび転移を有する膀胱がんに対しては化学療法に加え、手術・放射線などを組み合わせて治療することにより、予後の改善が期待できます。ストマが日常生活の妨げとなる場合、小腸を利用した代用膀胱手術が選択可能です。2019年よりロボット支援膀胱全摘出術を開始、早期に日常生活に復帰できるよう更なる低侵襲治療を目指します。

精巣がん・陰茎がん:国内外最新ガイドラインに準拠した治療を推奨しています。

尿路外傷:外傷後の尿路再建を積極的に行っています。

尿路感染症:結石性腎盂腎炎などの重症尿路感染症に対し、救命救急センターと連携して対応します。

尿路結石:結石疼痛発作に関する初期対応は可能ですが、結石破砕治療は近隣の連携病院に紹介させていただく場合があります。

女性泌尿器領域:尿失禁、女性性器脱に関しては近隣病院と連携・対応します。

小児泌尿器領域:小児科・小児外科と連携しながら対応します。

その他:泌尿器科エマージェンシー(精巣捻転、陰茎折症など)を積極的に受け入れています。2020年からロボット支援腎盂形成術を導入しました。良性疾患である腎盂尿管移行部狭窄症に対する術式で治療成績・整容性共に優れた術式です。

 

診療実績

2022年の総手術件数は393(前年405)件でした。ロボット支援手術の総件数は115例(前立腺全:78例、腎部分切除術:23例、膀胱全摘出:12例、腎盂形成術:2例)、泌尿器科Emergensyは会陰部デブリドマンが2件、精巣捻転解除術が11件でした。


診療受付時間
8時30分から11時30分
患者さん及びご家族の皆さまへのお願い
※当院は原則予約制です。初診はかかりつけ医で予約を取り、紹介状をお持ちください。
外来診療日
月曜日から金曜日
祝日・年末年始を除く