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原発性肺がん、転移性肺がん、肺嚢胞、気胸などが主な手術対象になります。
近年の呼吸器外科は、侵襲(身体に負担)の少ない胸腔鏡手術を取り入れ、その適応が広がってきています。当科でも、気胸、肺嚢胞ではほとんどの症例で胸腔鏡手術を行い、入院日数の短縮(平均術後3日間)に努めています。肺がんの手術においても、胸腔鏡を利用したり、筋肉を切らずに温存する開胸法を取り入れています。
また、外科的切除のみならず、最新の化学療法を併用し、治癒の向上に努めています。当科では、インフォームドコンセントを十分行い、患者さま個々にあった治療法の選択を行うようにしています。
良性・悪性の胸腺腫や奇形腫、神経腫などが主な手術対象になります。縦隔腫瘍に対しても胸腔鏡手術を積極的に取り入れています。最近では、心膜疾患に対する心膜開窓術も行っています。