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内科 Internal Medicine

記事ID:0000023 更新日:2023年8月24日更新 印刷ページ表示

スタッフ紹介

 内科受付

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診療の特色・対象疾患・実績

2022年度の延べ入院患者(実数)は39,376(4,410)人で、2021年度より約287(12)人増加しました。疾患構成は、肝疾患18%、上下部消化管疾患18%、胆膵疾患21%、呼吸器疾患24%、血液疾患7%、腎疾患5%が主要な疾患です。当院は地域がん診療連携拠点病院ですので、悪性腫瘍の割合が全体の約5割以上を占めています。

2023年度の内科の人事動向です。まず消化器内科は常勤医10名(消化管4名、胆膵3名、肝臓3名)、専攻医は6名(昨年度5名)と計16名となりました。呼吸器内科は常勤医1名、専攻医1名が新たなメンバーとして加わり計5名となりました。腎臓内科も専攻医1名が新たなメンバーとして加わり計4名となっています。血液内科は常勤医1名(昨年度2名)と1名減員になりました。がん薬物療法(消化器・原発不明がん)1名をあわせ、内科は昨年度より3名増えて計27名の体制です。

外来については、糖尿病は週3回、膠原病は週2回の非常勤医師による外来診療ですが、内分泌を除く他の内科領域については常勤の専門医を配置しています。また専門のはっきりしない領域については専攻医と上級医が協力して対応していますが、疾病によっては他院とも連携し対応しています。

主疾患分類

肝臓

広島県内に2か所設置された肝疾患診療連携拠点病院として、肝疾患診療に係る医療情報の提供・研修会や講演会の開催・肝疾患に関する相談支援・医療費助成制度の案内などを行い、地域連携の強化もすすめています。常勤の肝臓専門医は3人、非常勤肝臓専門医2人で診療にあたり、肝機能異常、肝腫瘍などの診療を幅広く行っております。
2022年度はラジオ波焼灼療法 87件、肝動脈化学塞栓療法 46件、肝動注化学療法 66件を実施し、免疫チェックポイント阻害剤も22例に導入しました。C型肝炎の抗ウイルス療法にも力を入れており、これまで通算のインターフェロンフリー治療は602例となっています。

肝疾患相談室

消化管

治療内視鏡(ESD、ポリープ切除、消化管ステント、食道静脈瘤硬化療法、緊急内視鏡など)に力を入れています。2022年度は全検査件数7354件でした。2022年度のESDは128件(食道14、胃90、大腸24)、大腸ポリープ切除778件、消化管ステント42件、食道静脈瘤治療(EISL+EVL)46件、消化管止血術(上部+下部)182件でした。また内視鏡スタッフは12人(消化管4人・胆膵3人・専攻医5人)です。今後も協力して緊急内視鏡などにも迅速に対応していきます。

胆膵

福山地区で唯一、胆道学会指導施設(胆道指導医2名)・膵臓学会指導施設で、胆膵専門の消化器内視鏡医を5名(スタッフ3名+専攻医2名)配しています。2022年度はERCP 556件、胆膵EUS(超音波内視鏡)839件、EUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺術)135件で計1,530件とコロナ禍においても圧倒的な症例数を誇っています。EUSによる膵のう胞(IPMN等)や胆嚢腫瘤の精密検査から、EUS-FNAによる膵腫瘍の組織学的確定診断や最新の超音波内視鏡下胆道ドレナージ(EUS-BD)まで幅広く施行しています。閉塞性黄疸や総胆管結石の緊急ERCPにも迅速かつ安全に対応しています。

胆膵超音波内視鏡

呼吸器

日本呼吸器学会呼吸器指導医2名、日本臨床腫瘍学会指導医1名を配し、肺がんと良性呼吸器疾患を中心に診療を行っています。肺がんの薬物療法は近年劇的に進歩し、4期肺がんでも長期生存が可能になってきました。当院では日本肺癌学会診療ガイドラインに基づき、がんドライバー遺伝子を網羅的に検索してそれに対応する分子標的薬剤を使用する“プレシジョン・メディシン”、そして殺細胞性抗がん剤と免疫チェックポイント阻害剤の併用療法を積極的に行っています。良性呼吸器疾患においては呼気NO検査を用いた簡便かつ迅速な気管支喘息の診断、そして難治性の気管支喘息に対しインターロイキン-5(IL-5)受容体抗体などによる薬物療法も行っています。また日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡指導医1名を配し、超音波気管支鏡検査(EBUS-GSおよびEBUS-TBNA)なども積極的に行っています。

血液

現在常勤医2名で診療しています。

血液内科通常診療再開のお知らせ

 

腎臓

2023年度は常勤医4名体制となりました。常勤医4名+非常勤医2名(外来:月曜日、血液透析:金曜日)での診療となり、院内紹介や急患対応、入院対応が今まで以上に可能となりました。検尿異常から慢性腎臓病(CKD)の管理、透析療法に至るまで腎疾患全般にわたり診療を行っています。2022年度は腎生検を1例/月ほど実施し、治療方針を立案し診療にあたっております。また透析患者さんの他科入院中の血液透析を担当しています。2022年の当院での新規血液透析導入は50名でした。他科と連携して持続緩徐式血液濾過透析や血漿交換、特殊アフェレシス療法にも対応しています。

がん薬物療法・緩和ケア

内科内のがん患者さんに対するがん薬物療法を中心とした治療・サポートを行っています。がん看護外来、緩和ケアチームと連携しながら緩和治療も行っています。また、がんゲノム外来も担当しています。

糖尿病

非常勤医師が週3回、他科と併診している患者の外来フォローと、周術期などの入院患者の血糖コントロールを行っています。

リウマチ・膠原病

非常勤医師が週2回、膠原病専門外来を行っています。

新型コロナウイルス感染症

当院は第二種感染症指定医療機関です。当科が入院加療した成人の新型コロナウイルス患者さんの数は、広島県東部において他を圧倒しています。また救急科と連携して重症例の治療にあたるなど、引き続きコロナ診療の最後の砦として責任を果たして参ります。


診療受付時間
8時30分から11時30分
患者さん及びご家族の皆さまへのお願い
※当院は原則予約制です。初診はかかりつけ医で予約を取り、紹介状をお持ちください。
外来診療日
月曜日から金曜日
祝日・年末年始を除く