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卵巣がん(産婦人科)

記事ID:0000781 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

Q 卵巣がんとはどのような病気ですか?

 卵巣がんとは卵巣に発生した悪性腫瘍で、40~60代の女性に多く見られる疾患です。卵管がん・腹膜がんも卵巣がんに含めることが多くなっています。

 

Q 卵巣がんの症状は?

 卵巣の悪性腫瘍は、良性の卵巣腫瘍と同様にきわめて症状に乏しいことから、進行した状態で発見されることが多いといわれています。初期症状としては、下腹部膨満・腫瘤感、食欲不振などの消化器症状、頻尿・便秘などの周囲臓器への圧迫症状があげられます。

 

Q 卵巣がんの広がり(進行期分類)について

 卵巣は骨盤の深いところにあるため、がんの広がり方を手術前に正確に知ることは難しく、手術によって腹腔内を詳しく観察し、摘出した腫瘍を検査したのち進行期を分類します。進行期はⅠ期からⅣ期までに分かれ、この分類に基づいて治療法を決定します。

 症状が乏しいことから卵巣の悪性腫瘍は発見が遅れ、Ⅲ期、Ⅳ期で発見されることが多いとされています。

卵巣がんの広がり(進行期分類)の画像

 

Q 卵巣がんが疑われた場合の治療は?

 卵巣がんの広がり具合を表す病期を目安に、患者さんの希望や体の状態にあった治療を、患者さんやご家族と相談しながら決めていきます。いずれの病期でも、最初に手術を行ってできるだけがんを取り除き、その後薬物療法(抗がん剤治療)を行うのが基本です。ただし、がんを完全に摘出できないと判断した場合は、抗がん剤治療でがんを小さくした後に手術を行う場合があります。

 

Q 卵巣がんの再発率は?

 卵巣がんは初回治療が奏功するものの、ある程度の患者さんは再発します。再発の時期は治療後2年以内が多く、特に進行がん(Ⅲ、Ⅳ期)では2年以内に55%、5年以内に70%位が再発することが知られています。このような再発リスクを下げるために考えられた治療法が下記の維持療法です。

 

Q 卵巣がんの維持療法について

 一般的な卵巣がんの治療では、まず手術で可能な限りがんを取り除いた後に抗がん剤による化学療法を行います。その後の再発リスクを下げるために、Ⅲ期/Ⅳ期の患者さんで初回化学療法(白金系抗悪性腫瘍剤を含む)が奏功した方には、維持療法をすることができます。維持療法には、毎日内服する方法と、3週間毎に点滴を受ける方法があります。

 

Q 再発卵巣がんの治療について

 再発した場合は化学療法が主な治療法になります。婦人科領域ではさまざまな抗がん剤を使用することができます。また先程述べた維持療法は、再発治療された皆さんにも使用できます。

 

Q 卵巣がんと遺伝子検査について

 卵巣がんの危険因子の中に、家族に発生に関与する遺伝因子があり、これは遺伝性乳がん卵巣がん症候群(hereditary breast and ovarian cancer syndrome:HBOC)と呼ばれています。HBOCの診断にはBRCA1およびBRCA2の遺伝子検査があり、2020年4月より卵巣がんと診断された方に対して、この遺伝子検査が保険適応となりました。さらに卵巣がん患者のうちHBOCと診断された方に対して乳がん発症を予防する目的で両側リスク低減乳房切除術(bilateral risk-reducing mastectomy:BRRM)も保険適応となりました。

 

Qリスク低減卵管卵巣摘出術(risk reducing salping-oophrectomy:RRSO)について

 BRCA変異女性における生涯の卵巣がん発症リスクは高率です。卵巣がんに対する確実な早期発見法がなく,進行卵巣がんの予後は不良です。このためBRCA 変異保持者

(主として乳がん患者のうちHBOCと診断された方)に対して、卵巣がんの発症を予防する目的でリスク低減卵管卵巣摘出術(RRSO)が2020年4月より保険適応となり、当院でも2020年11月から行えるようになりました。

 

 

 

 


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