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乳癌の術後照射

記事ID:0000257 更新日:2021年1月4日更新 印刷ページ表示

乳房温存療法(切除断端陰性、リンパ節転移なしの場合) 乳房温存療法(切除断端陽性、リンパ節転移なしの場合) 乳房温存療法(切除断端陰性、リンパ節転移ありの場合) 乳房切除術後

切除断端陰性、リンパ節転移なしの場合

(1) 残存乳房に50Gy照射

なぜ放射線治療をするのか?

  • 腫瘍切除術のみでは30~40%の再発率
  • 腫瘍を切除した後に残存乳房に放射線照射をすれば、再発率を3~7%にすることができる

放射線治療開始までの手順

(1)   照射する位置を決める(CT撮影)(体表面に基準となる印を付ける)

照射する位置を決める(CT撮影)(体表面に基準となる印を付ける)の画像1

(2)   放射線治療計画立案

放射線治療計画立案の画像1

接線照射(対向2門照射)​
接線照射(対向2門照射)の画像1接線照射(対向2門照射)の画像2

(3)   放射線照射実施

放射線照射実施の画像1

照射線量

  • 1日に1回で2グレイ(Gy)
  • 照射時間は2-3分
  • 週5回(月曜日から金曜日)
  • 25回/5週
  • 合計50グレイ

放射線治療の副作用は?

急性障害(治療期間中から終了直後)

全身症状

宿酔(倦怠感、食欲不振)

局所症状

放射線皮膚炎
  • 皮膚が赤くなる
  • 皮膚のほてり
  • 乳房がヒリヒリ、チカチカする
  • 皮膚に水ぶくれができる
    (頭髪の脱毛は起きない)
晩期障害(照射終了3か月以降から数年まで)
  1. 皮膚の色素沈着
  2. 乳房の硬化・委縮
  3. 患側上肢のリンパ浮腫
  4. 放射線関連肺炎

切除断端陽性、リンパ節転移なしの場合

(2) 残存乳房に60Gy照射

なぜ放射線治療をするのか?

  • 腫瘍切除術のみでは30~40%の再発率
  • 腫瘍を切除した後に残存乳房に放射線照射をすれば、再発率を3~7%にすることができる

放射線治療開始までの手順

(1)   照射する位置を決める(CT撮影)(体表面に基準となる印を付ける)

照射する位置を決める(CT撮影)(体表面に基準となる印を付ける)の画像2

(2)   放射線治療計画立案

放射線治療計画立案の画像2
放射線治療計画立案の画像3放射線治療計画立案の画像4

(3)   放射線照射実施

放射線照射実施の画像2放射線照射実施。X線電子線
放射線照射実施。電子線追加照射放射線照射実施の画像3

照射線量

  • 1日に1回で2グレイ(Gy)・照射時間は2-3分
  • 週5回(月曜日から金曜日)・30回/6週
  • 合計60グレイ(X線で50グレイ/25回、電子線で10グレイ/5回)

放射線治療の副作用は?

急性障害(治療期間中から終了直後)

全身症状

宿酔(倦怠感、食欲不振)

局所症状

放射線皮膚炎
  • 皮膚が赤くなる
  • 皮膚のほてり
  • 乳房がヒリヒリ、チカチカする
  • 皮膚に水ぶくれができる
    (頭髪の脱毛は起きない)
晩期障害(照射終了3か月以降から数年まで)
  1. 皮膚の色素沈着
  2. 乳房の硬化・委縮
  3. 患側上肢のリンパ浮腫
  4. 放射線関連肺炎

切除断端陰性、リンパ節転移ありの場合

(3)残存乳房に50Gy、鎖骨上に50Gy照射

なぜ放射線治療をするのか?

  • 腫瘍切除術のみでは30~40%の再発率
  • 腫瘍を切除した後に残存乳房に放射線照射をすれば、再発率を3~7%にすることができる

放射線治療開始までの手順

(1)照射する位置を決める(CT撮影)(体表面に基準となる印を付ける)

照射する位置を決める(CT撮影)(体表面に基準となる印を付ける)の画像3

(2)放射線治療計画立案

放射線治療計画立案の画像5

照射線量

放射線治療実施

乳房温存術

照射線量の画像1照射線量の画像2

  • 1日に1回で2グレイ(Gy)
  • 照射時間は2-3分
  • 週5回(月曜日から金曜日)
  • 25回/5週
  • 合計50グレイ

放射線治療の副作用は?

急性障害(治療期間中から終了直後)

全身症状

宿酔(倦怠感、食欲不振)

局所症状

放射線皮膚炎
  • 皮膚が赤くなる
  • 皮膚のほてり
  • 乳房がヒリヒリ、チカチカする
  • 皮膚に水ぶくれができる
    (頭髪の脱毛は起きない)
晩期障害(照射終了3か月以降から数年まで)

(1)   皮膚の色素沈着
(2)   乳房の硬化・委縮
(3)   患側上肢のリンパ浮腫
(4)   放射線関連肺炎

乳癌の術後照射

乳房切除術後

乳がんの手術法のイラスト図解

乳房切除術イラスト図解

腋窩リンパ節

なぜ放射線治療をするのか?

  • 腋窩リンパ節転移が1個以上あった場合には術後照射した方が再発率が減少する。

放射線治療開始までの手順

(1)   照射する位置を決める(CT撮影)(体表面に基準となる印を付ける)

照射する位置を決める(CT撮影)(体表面に基準となる印を付ける)の画像4

(2)   治療計画立案

治療計画立案

(3)   放射線照射実施

放射線照射実施の画像4放射線照射実施の画像5

照射線量

  • 1日に1回で2グレイ(Gy)
  • 照射時間は4-5分
  • 週5回(月曜日から金曜日)
  • 25回/5週
  • 合計50グレイ

放射線治療の副作用は?

急性障害(治療期間中から終了直後)

全身症状

宿酔(倦怠感、食欲不振)

局所症状

放射線皮膚炎
  • 皮膚が赤くなる
  • 皮膚のほてり
  • 乳房がヒリヒリ、チカチカする
  • 皮膚に水ぶくれができる
    (頭髪の脱毛は起きない)
晩期障害(照射終了3か月以降から数年まで)

(5)   皮膚の色素沈着
(6)   乳房の硬化・委縮
(7)   患側上肢のリンパ浮腫
(8)   放射線関連肺炎

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