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小児外科 Pediatric Surgery

記事ID:0001191 更新日:2022年8月9日更新 印刷ページ表示

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診療の特色

小児外科は、こどもの外科的な治療を行う診療科です。心臓や脳、骨折などの治療は対象外ですが、腹部や胸部、頸部嚢胞性疾患などの手術を中心とした外科的治療を行います。案外ご存じない方がいらっしゃいますが、小児科ではいわゆる手術は行いません。内科と外科の関係性を、内科を小児科に、外科を小児外科に入れ替えたというのが近いでしょうか。加えて当科では小児泌尿器疾患の外科的治療も行っています。

よく言われる言葉ですが、こどもは大人のミニチュアではありません。体や臓器のサイズだけではなく、解剖学的あるいは生理的な違いなどに注意した治療が必要で、外科的な知識に加えて新生児や小児に関する知識が不可欠です。また、こどもの成長や発達にも配慮しなければなりません。

対象疾患も大人の外科とはまったく違うものが多く、胃がんや大腸がんなどはほとんどありません。先天的な病気や小児特有の病気が主で、当然疾患に合わせた治療が必要です。また、同じ病名であっても、術前術後の管理、手術術式や治療方針も成人とは異なるものが多く、高い専門性が要求されます。小児科や、通常の成人を対象とする外科が、こどもの外科領域に安易に手を付けることは危険で時代にそぐわないと思います。

目標は、単に病気を治すことだけではありません。例えば手術瘢痕が目立つと、本人が引け目を感じたり周りのこども達から虐められたりする原因となり得ますので、創の目立ちにくさなどにもできるだけ配慮した治療を行っています。例えば当科では腹腔鏡を用いた臍部小開腹創のみでの虫垂切除術を基本術式としていて、整容性に優れていると考えています。肥厚性幽門狭窄症の手術の後は、臍の上部弧状術創瘢痕のみとなるように形成していて目立ちません。Hirschsprung病の手術は、通常はお腹にも術創瘢痕ができ、更に場合によっては人工肛門を閉鎖した瘢痕が残ることもあるのですが、最近はHirschsprung病のタイプによっては肛門部だけのアプローチで見えるところに術創が残らない手術が可能となりました。膀胱尿管逆流症は、程度によっては手術を行わずに膀胱鏡で注射をするだけの治療ができます。こどもには長い人生がありますので、さまざまな意味で病気「だけ」は治ったけれど…、という状況は可能な限り防ぎ、病気を中心とした環境を改善したいと考えています。

更に、当然のことですが治療後の長い人生に耐えられるような、一時しのぎではない治療を目指しています。また、患者であるこども本人だけではなく、ご両親をはじめ周りのご家族の負担も可能な限り減らすことも心がけています。

 

対象疾患

主に15歳までの患者の外科的な診療を行います。

鼠径ヘルニア(脱腸)、陰嚢・精索水腫(水瘤)、Nuck管水腫(水瘤)、臍ヘルニア(出べそ)、食道閉鎖、胃食道逆流症、胃破裂、肥厚性幽門狭窄症、腸閉鎖、腸回転異常症・中腸軸捻転、臍腸管(卵黄腸管)遺残(メッケル憩室など)、腸重積、急性虫垂炎、Hirschsprung病、慢性便秘、消化管重複症、直腸肛門奇形(鎖肛)、乳児痔瘻、胆道閉鎖症、先天性胆道拡張症、横隔膜ヘルニア、横隔膜挙上症、臍帯ヘルニア、腹壁破裂、漏斗胸、嚢胞性肺疾患(肺分画症やCPAMなど)、正中頸嚢胞、側頸嚢胞、神経芽腫、肝芽腫や奇形腫、リンパ管奇形(リンパ管腫)、消化管異物や気道異物、水腎症、膀胱尿管逆流症、停留精巣、急性陰嚢症、亀頭包皮炎、包茎、尿膜管遺残、後部尿道弁、尿道下裂など広い分野に渡ります。また、重症心身障がい児の摂食困難や誤嚥の問題などにも関わっています。

診療実績

福山市民病院では、2020年4月に小児外科が新設されました。新型コロナ蔓延のため出鼻をくじかれた印象がありますが、症例を重ねて施設としての熟成を進めているところです。

診療実績


診療受付時間
8時30分から11時30分
患者さん及びご家族の皆さまへのお願い
※当院は原則予約制です。初診はかかりつけ医で予約を取り、紹介状をお持ちください。
外来診療日
月曜日から金曜日
祝日・年末年始を除く