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2006年8月に厚生労働省より広島県における「地域がん診療連携拠点病院」に指定され、がん診療統括部は院内のがん診療を横断的に統括する部署として2007年10月に誕生し14年を迎えました。また、2019年4月にはがんゲノム医療連携病院に選定され広島県東部のがんゲノム医療を担っています。そして、2019年8月に緩和ケアセンターを設立したことで、2020年4月よりがん診療における高次の機能を有するとして「地域がん診療連携拠点病院(高度型)」に指定されました。
福山・府中二次保健医療圏および近隣地域におけるがん診療連携の円滑な推進を図り、診断から治療、患者支援など幅広く対応しています。
地域がん診療連携拠点病院として、がん予防、がん医療の充実、がんとの共生などの分野において、各教育機関に出向いてのがん教育を実施しています。また、診療部門においては手術療法、放射線療法、がん薬物療法、がんゲノム医療、がん登録、さらには緩和ケア、がん患者栄養指導、社会連携に基づくがん相談・がん患者支援を行っています。
がん手術件数:2,519件
放射線療法治療実施件数(延べ件数):10,038件
がん薬物療法 外来化学療法室実施件数:8,285件
緩和ケアチーム新規依頼件数:253件
がん患者栄養指導件数:5,469件
がん相談実施件数:1,911件
がん登録件数:2,162件(7/6現在暫定値)
地域連携部門は、地域医療機関と密に連携し、退院・転院支援、がんの地域連携パスなど重要な部門を担っております。がん診療統括部は各部署と連携し“チーム医療”の達成を目指しています。