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手術を受けられる患者さまの術前の訪問を行っています。手術看護師の訪問で、患者さまに起こりえる麻酔や手術に対する問題を抽出し、術中から術後の合併症の予防発見に努めています。また、麻酔や手術の分かる看護師が術前に患者さまと実際に対面する事により、患者さまの不安を少しでも和らげられるよう、努力しております。術前訪問は順次、全身麻酔を予定された方を対象に行っておりますが、ご希望があればどなたでも行いますので、遠慮なく病棟看護師にお申し付けください。
手術室内には有線放送でクラシックの曲が流れております。また、手術室の備品として、CDデッキも置いてございます。手術室に入られる際、リラックスするために患者さまのお好みのCD(演歌、ポップスetc…)を流すこともできますので、ぜひそのご希望があればご自分のCDをご持参下さい。
当院は救命救命センター外来およびICU・HCUを併設しており、一刻を争う重症な患者さまも多く来院されます。また当院の手術症例の特徴として、様々な合併症を多く持つ患者さま、また高齢の患者さまも増加しております。これら重症の患者さまにも安全な手術を素早く行えるよう、現在では24時間 手術室に看護師が勤務しており、高度かつ迅速な手術医療を提供できる環境を整えております。
当院では乳幼児のお子さまの手術も行っております。手術室ではお子さまの発育、発達に応じた物品の準備、環境の整備を行っております。乳幼児の手術に際しては、保護者の方に手術室入室から麻酔の導入まで手術される部屋内に付き添っていただいております。そのことにより、お子さまは手術に対する不安や恐怖は和らぎ、安心して手術に臨むことができています。普段ご家庭で使われている、お子さまが安心するタオルケット、ぬいぐるみなどがございましたら、一緒に持たれて入ってかまいません。手術室に入る際は、かわいいキャラクターの扉がお出迎え、部屋の中は子ども向けの楽しいBGMを流してあり、少しでもお子さまが「怖い」と思わないような環境を作っています。また外回り看護師も麻酔導入時2人体制で介助につき、お子さまの安全をお守りしております。