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平成30年度福山市民病院指標

記事ID:0000137 更新日:2021年1月4日更新 印刷ページ表示

平成30年度 福山市民病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)<外部リンク>

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

1.年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1028 273 259 337 835 1062 2562 3774 2333 447

当院は、地域の中核病院として幅広い年齢層の患者さんを診療しております。中でも「地域がん診療連携拠点病院」として、がんの治療を積極的に行っていることから、60歳以上の患者さんの割合が多いことが分かります。また、一方で周産期医療や小児疾患などにも対応できる診療科体制を有していることも特徴の一つと言えます。

2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 292 6.02 10.08 8.56% 75.22  
060050xx97x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 126 9.19 10.42 3.17% 73.97  
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2 なし 109 8.87 8.52 0.92% 75.03  
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 85 16.66 16.17 12.94% 73.44  
060050xx99x40x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 85 8.18 11.26 1.18% 72.60  

内科の多分野で専門医を常勤として配しています。その中で、福山地区では唯一の胆道学会指導医が在籍する胆道学会指導施設であり、胆管結石をはじめとする胆道疾患患者も非常に多く診療しています。
広島大学病院と当院は、国が定める広島県の肝疾患連携拠点病院に指定されているため、肝臓の悪性疾患(肝細胞癌、肝内胆管癌)患者も非常に多く診療しています。さらに、近年胃癌の内視鏡的治療症例も増加しています。また、がん薬物療法専門医や血液内科指導医も在籍しており、血液疾患の化学療法の診療経験も豊富です。

循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 321 2.33 3.01 0.00% 71.15  
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし 304 5.10 5.15 0.00% 66.49  
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 264 4.39 4.47 1.14% 71.87  
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 133 16.57 17.66 26.32% 83.23  
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 115 8.51 11.01 3.48% 79.79  

当科では1980年に心臓カテーテル検査(CAG)、1986年に狭心症・心筋梗塞に対する経皮的冠動脈形成術(PCI)、2004年に末梢動脈疾患に対する血管拡張術(EVT)をはじめております。2018年度は、冠動脈形成術 約519例、経皮的血管拡張術 約156例です。私たちは豊富な治療経験に裏打ちされた確かな技量を持つことにより安全かつ最良の治療を提供できると確信しています。冠動脈形成術は心臓の血管、経皮的血管拡張術は四肢動脈・腎動脈・鎖骨下動脈等の狭窄や閉塞病変に対して行う治療です。PCIは、高齢者や糖尿病・慢性腎不全・透析症例等の増加に伴い、狭窄部位の多い場合や複雑な形態を有した症例が増加していますが、バルーン、薬剤溶出ステントなど拡張器具が進歩し、更に硬い石灰化病変はロータブレータという人工ダイヤモンドで出来たドリルで切削できますので、治療の成功率は高く、標的病変の再治療率は5%未満と良好です。EVTは間欠性跛行(歩くと足が痛む、重い、だるいと言った症状)や安静時疼痛、足部の潰瘍・壊疽があれば下肢動脈、原因不明の心不全や難治性高血圧、腎障害があれば腎動脈、手の虚血症状があれば鎖骨下動脈や上肢動脈を精査し、治療を検討します。いずれも症状改善に伴う患者様の満足度が非常に高い治療です。また当院では、難治性の重症下肢虚血病変も積極的に治療を行っており、形成外科、整形外科、皮膚科、内科などと協力しながらより良い治療を目指しています。
経皮的カテーテル心筋焼灼術(アブレーション)とは、発作性上室性頻拍、心房頻拍、心房細動、心室頻拍といった不整脈疾患に対して根治を目的とした治療です。3Dマッピングシステムを併用することによって、より高い初期成功率、安全性を獲得するとともに、手術時間や、放射線被曝の低減といった効果も得られています。2016年4月からは新しいクライオ(凍結凝固)アブレーションも導入し、心房細動治療に対して積極的に使用し、良好な成績も得ています。近年の治療成績としては、2018年に305件のアブレーションを施行しています。

外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 100 4.84 4.96 0.00% 70.47  
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 98 13.36 15.30 7.14% 72.76  
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 93 6.19 7.30 10.75% 63.55  
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 82 5.40 6.52 0.00% 63.70  
060020xx02x00x 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 61 13.62 16.49 13.11% 70.77  

当院は救命救急センターを併設し、がん診療連携拠点病院(国指定)であることから、救急患者に対する手術(胆嚢摘出術、虫垂切除術、嵌頓ヘルニア手術など)が多いこと、胃がん、大腸がん(結腸・直腸)、肝臓がん、膵臓がんなどの消化器の悪性腫瘍手術が多いことが特徴です。2018年は1,034件の外科手術のうち、悪性腫瘍手術は483件、緊急手術は303件、低侵襲の腹腔鏡下手術は656件でした。

小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし 137 4.59 6.19 0.00% 1.50  
040130xx99x0xx 呼吸不全(その他) 手術なし 手術・処置等2 なし 126 5.70 10.69 2.38% 2.25  
100380xxxxxxxx 体液量減少症 76 4.09 9.12 1.32% 3.05  
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1 あり 67 1.07 2.14 0.00% 4.27  
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 手術・処置等1 なし 61 1.49 2.47 0.00% 10.07  

小児科の入院は肺炎や急性気管支炎などの呼吸器感染症が多くを占めます。また、入院を必要とする小児は呼吸困難や脱水症を伴っていることが多いことも特徴です。また、当院はアレルギー疾患を専門としているため、食物アレルギー負荷検査の入院が多いことも特徴のひとつです。

泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 定義副傷病 なし 231 1.16 2.53 0.00% 71.86  
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 133 5.02 7.20 0.00% 74.50  
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 101 9.99 12.63 0.00% 69.78  
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 36 12.11 10.97 0.00% 70.94  
11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし 35 10.20 11.50 0.00% 67.91  

前立腺癌は泌尿器科の中で急速に増えている癌で、PSAという腫瘍マーカーのおかげで早期発見が可能となり、手術や放射線にて根治可能となっています。しかし、今でも転移がある状態で発見されることも多く、この場合、抗癌剤の治療が必要になることもあります。当科では手術の場合は標準術式としてロボット支援根治的前立腺全摘除術を行っています。放射線の場合は基本的にはIMRT(強度変調放射線治療)か粒子線療法を主体に勧めています。膀胱癌はそのうちの約80%程度が筋層非浸潤性膀胱癌で、経尿道的手術で膀胱温存が可能なタイプです。この癌は筋層浸潤性膀胱癌とは異なりほとんどの場合癌死することはありませんが、膀胱内再発が60~70%もある癌で、定期的な観察が必要です。腎癌の場合は小径であればロボット支援腎部分切除術ですが、難しい場合には腹腔鏡下小切開腎部分切除術を、それ以外の場合は腹腔鏡下根治的腎摘除術あるいは腹腔鏡下小切開根治的腎摘除術を、進行癌の場合にも積極的に根治手術を行っていますが、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤などによる治療も行っています。腎盂癌・尿管癌に対しては進行癌であれば術前化学療法施行後手術を行い、それ以外のものに対しては腹腔鏡下腎尿管全摘除術か腹腔鏡下小切開腎尿管全摘を行っています。進行膀胱癌に対しては基本的に術前化学療法を行い、転移例や再発例に対しては積極的に化学療法を行っています。

整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 159 13.80 26.30 95.60% 83.98  
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 41 2.83 5.68 4.88% 58.41  
070343xx99x1xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等2 1あり 27 2.52 2.79 0.00% 72.19  
160980xx0100xx 骨盤損傷 体外式脊椎固定術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 24 17.92 33.5 100.00% 75.04  
160690xx01xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 脊椎、骨盤脱臼観血的手術等 定義副傷病 なし 24 22.63 32.06 87.50% 68.63  
  • 股関節周辺骨折・大腿骨近位部骨折は、骨粗鬆症をきたしている高齢者が転倒などの低エネルギー外傷によって多く発生する骨折です。高齢化が著しい現代社会において今後さらに増加が見込まれており、歩行能力の低下・喪失から寝たきりになる可能性が高い骨折でもあります。合併症予防の観点からも、受傷早期(目標24時間以内)に手術を施行し、早期離床・早期リハビリによる歩行能力の再獲得をめざしています。
  • 前腕骨骨折の多くは転倒時に手をついて手関節周辺に発生する骨折であり、やはり骨粗鬆症のある高齢者に多く発生します。高齢者の橈骨遠位端骨折は、保存治療では整復位の維持が困難であり変形癒合が頻発し手の機能障害につながるため、近年は掌側プレートによる内固定手術により良好な成績が獲得できています。
  • 腰部脊柱管狭窄症は多椎間病変の症例が多く、手術施行の際は高位診断が重要です。このため、著しい間歇跛行など神経症状を認める症例には脊髄造影ほかの高位診断および手術適応の検討のため短期検査入院を実施しています。
  • 骨盤骨折などの外傷は、生命にかかわったり歩行などの身体機能に影響します。骨片転位のある寛骨臼骨折や骨盤輪骨折に対して、積極的に骨片の整復や内固定の手術を行うことで予後や身体機能の改善が期待され、早期離床および社会復帰につなげています。
  • 胸椎・腰椎などの脊椎骨折は高エネルギーによる骨折破裂骨折等と低エネルギーによる圧迫骨折等があります。骨折型が不安定であったり、脊椎の支持性に問題がある場合、骨癒合せず偽関節となって慢性痛や脊髄障害を合併した場合などは積極的な手術治療を要します。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 102 9.14 7.89 0.00% 17.53  
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 100 8.56 7.04 0.00% 55.94  
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 58 6.88 7.37 0.00% 58.78  
030430xx97xxxx 滲出性中耳炎、耳管炎、耳管閉塞 手術あり 40 1.23 3.17 0.00% 4.88  
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 31 7.13 5.43 0.00% 42.16  

耳鼻咽喉科の疾患に幅広く対応していますが、基本的に入院加療を必要とする疾患を扱っています。手術件数として最も多いものは慢性扁桃炎あるいは扁桃肥大に対する扁桃摘出術であり、副鼻腔炎に対する手術、大唾液腺腫瘍に対する手術が続きます。2018年度の当科で何らかの治療をおこなった新規悪性腫瘍数は65件でした。

乳腺甲状腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2 なし 146 11.38 10.59 0.68% 61.86  
090010xx99x4xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 110 3.55 4.28 0.00% 53.78  
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2 なし 52 6.19 6.23 0.00% 57.73  
090010xx99x6xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 39 10.41 4.15 0.00% 62.10  
100020xx010xxx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等1 なし 27 10.22 8.68 0.00% 59.70  

原発性乳がんの手術(75%程度はセンチネルリンパ節生検の対象)を多数行っています。温存手術は3割程度です。一次乳房再建も多数行っていました。また、周術期化学療法は安全性を第一に考え、原則数日の入院で行っています。転移再発の繰り返す薬物療法(特に化学療法や分子標的薬)も導入時は入院で開始しています。癌関連有害事象が既に発現している症例では集学的治療を行い、PS(パフォーマンスステータス:全身症状の医学的指標)やADL(日常生活動作)が改善するまで入院加療としています。転移再発の治療は患者さんの希望があればできるだけ粘り強く行うようにしています。

眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 149 3.40 5.39 0.00% 77.23  
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 100 3.06 2.84 0.00% 75.96  
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり 片眼 78 5.05 9.75 0.00% 56.99  
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 54 4.13 7.05 0.00% 70.76  
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり 片眼 49 3.88 8.00 0.00% 71.27  

網膜硝子体疾患・緑内障疾患・緊急疾患(外傷・網膜剥離など)の治療を積極的に行っています。最近、検査機械の進歩で黄斑上膜・黄斑円孔・黄斑牽引症候群などの疾患の診断が容易になっています。また、網膜剥離などの緊急疾患はできるだけ早期に治療できる体制をとっています。高齢化が進み、緑内障などの疾患が増加しており、病初期より治療することで、視野を保持できています。

産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 40 4.55 4.85 0.00% 67.63  
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 27 7.96 9.87 0.00% 47.78  
120010xx99x40x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 26 3.96 4.79 0.00% 62.23  
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2 なし 25 3.00 3.20 0.00% 42.24  
120010xx01x0xx 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側)等 手術・処置等2 なし 23 10.87 13.22 0.00% 64.65  

1番目疾患は主として子宮体がんまたはその再発に対する抗がん剤治療であり、3番目疾患は卵巣がん・卵管がん・腹膜がんまたはその再発に対して抗がん剤治療を行ったものです。抗がん剤治療は主として外来で治療していますが、初回治療は入院で行っていますし、抗がん剤の副作用が強い方には入院での治療をお願いしています。
2番目疾患は主として子宮筋腫に対して子宮摘出を施行しています。
4番目疾患は主として子宮頸部高度異形成や子宮頸部上皮内がんに対する子宮頸部円錐切除術です。別な言い方をすれば、子宮頸がんを初期で発見できると子宮を残すことができるといわれている手術です。
5番目は卵巣がん・卵管がん・腹膜がんに対する根治的な手術です。通常は子宮・両側附属器(卵管+卵巣)・大網・骨盤内から傍大動脈までのリンパ節を摘出する手術ですが、時として外科医にお手伝いいただき、腸管の手術も同時に行うことがあります。

脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 25 9.72 9.69 16.00% 72.00  
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 24 8.25 7.35 50.00% 62.38  
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0,1又は2 23 13.48 16.18 26.09% 75.17  
010200xx99x00x 水頭症 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 20 2.35 7.07 5.00% 73.90  
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 19 9.42 7.28 31.58% 61.79  

救急科や他科と連携して24時間365日体制で外傷や脳卒中患者を受け入れており、頭部外傷と脳卒中が多い傾向にあります。外傷に関しては、当院では多発外傷が多いのが特徴で、救急科の全身管理のもと、複数科が関与しながら治療に携わっています。頭部外傷については、ICU(集中治療室)・HCU(ハイケアユニット)での厳格な監視モニタリングを行い、必要に応じて迅速な手術治療が行える体制を整えています。脳卒中に関しては、脳梗塞が多く、MRI/CT/SPECT/脳血管撮影などの諸検査を用いて評価し、必要な治療を個々の症例に応じて選択しています。投薬を主とする内科的治療が多いのが現状ですが、必要に応じてバイパス手術や頚動脈内膜剥離術や頚動脈ステント術等の外科的治療も行っていますし、また最近では血管内治療による血栓回収術も行っています。さらにリハビリテーションも早期に開始しています。水頭症に関しては、高齢化に伴い特発性正常圧水頭症が増加傾向にあり、必要に応じて水頭症手術を検討・実施しています。

救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 43 3.44 3.56 20.93% 49.79  
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 14 9.07 7.35 28.57% 46.07  
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 11 12.45 9.69 27.27% 53.18  
160450xx99x10x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2 あり 定義副傷病 なし - - 10.81 - -  
161020xxxxx00x 体温異常 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 5.73 - -  

救急科で診療する疾患は多発外傷・心肺停止(原因は心原性、外傷、呼吸不全などさまざま)・重症熱傷・重症敗血症・急性薬物中毒と多岐にわたります。その中で最も診療している疾患は多発外傷です。ただ、多発外傷患者は患者の状態が治療後安定すればそれぞれ整形外科、脳神経外科、外科などの各科に転科となるために最終的に当科が診療し、転院・退院を行う外因性疾患としては急性薬物中毒が残り、その結果が上記のような表記となります。
重症急性薬物中毒では意識障害や循環不全など全身の臓器不全をきたしている場合が多く、人工呼吸管理やCHDF(持続的血液濾過透析)などの血液浄化など集中治療を要する患者の占める割合が多くなっています。頭蓋・頭蓋内損傷に関しては、多発外傷の1分症としての頭部外傷が多く、あまりに重篤な状態では手術適応とはならず頭蓋内の手術適応外患者として全身管理を主体とした管理を当科にて行い、呼吸循環が安定したのちに脳神経外科に転科し併設病棟に転棟しているのが現状です。同様に手術適応とならない気胸・血胸といった胸部外傷に関しても当科でドレナージ処置を行い当科のまま診療を継続しています。重症熱中症、低体温症に代表される体温異常に関しては全身管理が主体となるためこちらも救急科で診療を行っています。

呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 92 9.12 11.87 0.00% 68.50  
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 23 9.70 10.08 4.35% 37.48  
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 20 10.65 10.00 0.00% 68.70  
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 16 2.63 3.43 0.00% 72.44  
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 15 7.33 8.98 0.00% 51.67  

2018年の手術件数は146件で、その内訳は原発性肺癌60件、気胸・肺嚢胞26件、転移性肺腫瘍24件、外傷11件、縦隔腫瘍5件、肺・胸膜生検3件、縦隔リンパ節生検4件、良性肺腫瘍5件、膿胸6件、その他2件でした。
完全胸腔鏡下手術も30例と増加し平均在院日数も10日を切っています。

形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx04xxxx 乳房の悪性腫瘍 組織拡張器による再建手術(一連につき) 乳房(再建手術)の場合等 26 8.58 8.23 0.00% 47.31  
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1 なし 16 3.75 4.86 0.00% 50.63  
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし 15 7.8 8.16 6.67% 75.2  
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 13 4.08 5.37 7.69% 33.15  
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし - - 4.05 - -  
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし - - 12.51 - -  

形成外科診療ガイドラインに沿って、診療を行っています。乳房再建は、主に乳腺甲状腺外科からの依頼により一次再建を行っています。骨軟部腫瘍は、必要に応じて術前に超音波検査、CTやMRI検査を行い、切除術を行っています。皮膚悪性腫瘍は、同様に検査を行い、外科的切除可能な症例に限り加療を行っています。顔面や鼻骨骨折は、大半が受傷後2週間以内に手術を行い、術後1週間以内に退院しています。

心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050163xx02x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 26 16.08 20.61 7.69% 76.27  
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 17 22.35 24.00 11.76% 72.00  
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2 なし 16 10.19 12.01 6.25% 78.00  
050161xx97x10x 解離性大動脈瘤 その他の手術あり 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし - - 28.37 - -  
050050xx0111xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等1 1,2あり 手術・処置等2 1あり - - 26.73 - -  

2018年度の大動脈手術は、患者高齢化とステントグラフト内挿術の導入に伴い胸部・腹部大動脈瘤が増加傾向です。ステントグラフト内挿術後の瘤内への血液漏出による再手術例が出現してきたため、ステントグラフト内挿術は減少傾向です。経皮的大動脈弁置換術やカテーテル治療の普及により弁膜症と虚血性心疾患は例年と変わらず減少傾向です。下肢静脈瘤に対して高周波焼灼術を導入し、日帰りでの手術が可能となりました。

皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし 14 10.86 12.51 0.00% 64.57  
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 - - 8.98 - -  
100100xx99x0xx 糖尿病足病変 手術なし 手術・処置等2 なし - - 22.09 - -  
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 3.56 - -  
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 手術・処置等1 なし - - 10.65 - -  

皮膚科一般の診療を行っており、通常疾患である蜂窩織炎や丹毒などの皮膚軟部組織感染症や三叉神経第1枝領域や汎発性の帯状疱疹の症例が多いです。その他、血管炎やうっ滞性皮膚炎などの難治性皮膚潰瘍、薬疹など幅広く疾患の治療にあたっています。

3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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  初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
StageI StageII StageIII StageIV 不明
胃癌 130 38 36 74 54 54 1 8,7
大腸癌 56 65 82 111 42 53 1 8,7
乳癌 107 138 68 39 96 80 1 8,7,6
肺癌 67 29 45 128 46 36 1 8,7,6
肝癌 24 36 50 15 27 221 1 7

※1:UICC TNM分類、2:癌取扱い規約

初発の5大がんについて、大腸がんの外科的手術例の増加、原発性肝癌の手術例の減少、転移性肝癌(大腸がん由来)の増加、胃がん切除例の微減、高難度肝胆膵手術例の増加、肺がん登録例の増加と手術例の増加、乳がん手術例及び登録例の増加、以上の傾向は継続的に続いています。

4.成人市中肺炎の重症度別患者数等

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  患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 19 9.11 61.84
中等症 61 14.26 71.56
重症 20 14.70 80.40
超重症 21 20.57 82.00
不明 - - -

肺炎は日本人の死因の上位に位置する疾患ですが、高齢者の患者さんほど治療に時間がかかり、在院日数も長くなりがちです。当院は救急医療を担う病院であり、病床確保のために急性期の治療が落ち着いた場合には転院をお願いする事があります。また、軽症で他院でも治療可能な場合にも、転院後他院での治療をお願いする場合があります。

5.脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 125 18.97 77.68 40.85%
その他 17 9.12 76.65 4.23%

24時間365日体制で脳血管障害患者を受け入れています。
脳梗塞急性期の病態に対して、MRI/CT/SPECT/脳血管撮影などの諸検査を用いて評価し、必要な治療を個々の症例に応じて選択しています。投薬を主とする内科的治療が多いのが現状ですが、必要に応じてバイパス手術や頚動脈内膜剥離術や頚動脈ステント術等の外科的治療も行っています。また最近では血管内治療による血栓回収術も行っています。さらにリハビリテーションも早期に開始しています。

6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 216 1.50 7.16 12.96% 76.90  
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 132 1.04 7.36 2.27% 74.52  
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 等 118 0.84 4.88 8.47% 72.23  
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術 108 0.30 7.61 0.93% 75.05  
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 107 3.85 15.40 2.80% 67.16  

内科の多分野の専門医を常勤として配しています。その中でも肝臓・胆道・膵臓領域の症例が特に多く、胆道癌・膵癌に対する内視鏡的ステント留置術、胆管結石摘出のための内視鏡的乳頭切開術、肝臓癌に対する血管塞栓術が手術患者数の上位を占めています。クリニカルパスを使用し、効率的に診療や看護を進めるため、偶発症などが無ければ、4-8日程度で退院可能です。また、早期胃癌の内視鏡的治療も件数も多く、平均8日の入院で治療が可能です。

外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 178 0.75 4.29 5.62% 63.89  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 94 2.45 9.90 8.51% 72.59  
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 等 72 1.15 2.90 0.00% 72.51  
K6552 胃切除術 悪性腫瘍手術 等 39 4.05 18.23 33.33% 76.59  
K655-22 腹腔鏡下胃切除術 悪性腫瘍手術 等 35 1.37 11.77 2.86% 68.31  

当院は救命救急センターを併設し、がん診療連携拠点病院(国指定)であることから、腹部救急疾患や消化器がんに対する手術が多いのが特徴です。2018年は年間外科手術1,034件のうち、緊急手術が303件、悪性腫瘍手術が483件でした。緊急手術のうち最も多い手術は胆嚢摘出術であり、また悪性腫瘍手術うち最も多い手術は大腸がん(結腸・直腸)で、次いで胃がん、肝臓がんの順でした。当院外科の特徴としてその他に、高難度肝胆膵外科手術が多いこと(2018年度114件)、腹腔鏡下手術が多いこと(2018年度656件)が挙げられます。

循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 等 253 1.21 3.32 0.79% 68.15  
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 241 2.33 3.79 4.15% 72.20  
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 132 1.16 7.89 5.30% 76.82  
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 等 99 0.08 15.84 10.10% 70.67  
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 等 76 2.16 9.61 6.58% 78.42  

当科では1980年に心臓カテーテル検査(CAG)、1986年に狭心症・心筋梗塞に対する経皮的冠動脈形成術(PCI)、2004年に末梢動脈疾患に対する血管拡張術(EVT)をはじめております。2018年度は、冠動脈形成術 約519例、経皮的血管拡張術 約156例です。私たちは豊富な治療経験に裏打ちされた確かな技量を持つことにより安全かつ最良の治療を提供できると確信しています。冠動脈形成術は心臓の血管、経皮的血管拡張術は四肢動脈・腎動脈・鎖骨下動脈等の狭窄や閉塞病変に対して行う治療です。PCIは、高齢者や糖尿病・慢性腎不全・透析症例等の増加に伴い、狭窄部位の多い場合や複雑な形態を有した症例が増加していますが、バルーン、薬剤溶出ステントなど拡張器具が進歩し、更に硬い石灰化病変はロータブレータという人工ダイヤモンドで出来たドリルで切削できますので、治療の成功率は高く、標的病変の再治療率は5%未満と良好です。EVTは間欠性跛行(歩くと足が痛む、重い、だるいと言った症状)や安静時疼痛、足部の潰瘍・壊疽があれば下肢動脈、原因不明の心不全や難治性高血圧、腎障害があれば腎動脈、手の虚血症状があれば鎖骨下動脈や上肢動脈を精査し、治療を検討します。いずれも症状改善に伴う患者様の満足度が非常に高い治療です。また当院では、難治性の重症下肢虚血病変も積極的に治療を行っており、形成外科、整形外科、皮膚科、内科などと協力しながらより良い治療を目指しています。
経皮的カテーテル心筋焼灼術(アブレーション)とは、発作性上室性頻拍、心房頻拍、心房細動、心室頻拍といった不整脈疾患に対して根治を目的とした治療です。3Dマッピングシステムを併用することによって、より高い初期成功率、安全性を獲得するとともに、手術時間や、放射線被曝の低減といった効果も得られています。2016年4月からは新しいクライオ(凍結凝固)アブレーションも導入し、心房細動治療に対して積極的に使用し、良好な成績も得ています。近年の治療成績としては、2018年に305件のアブレーションを施行しています。

整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 148 0.84 10.52 85.14% 81.32  
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 46 1.70 6.85 23.91% 58.20  
K0811 人工骨頭挿入術(股) 等 37 2.35 14.32 97.30% 82.89  
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕) 等 35 0.20 1.34 0.00% 49.14  
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) 等 34 4.00 17.24 70.59% 68.65  
  • 骨折観血的手術(大腿) 等:高齢者は骨粗鬆症があるため、転倒などの低エネルギー外傷により容易に大腿骨近位部の骨折が生じます。本骨折では歩行能力の低下、手術待機中のせん妄、認知症の悪化、基礎疾患の悪化などから寝たきりになる確率が高いため、当科では早期離床・早期リハビリ・合併症予防を目的に、手術治療を受傷から24時間以内で行うことを目標にしています。
  • 骨折観血的手術(前腕) 等:高齢者は骨粗鬆症があるため、転倒の際に手をついて容易に手関節周辺骨折が生じます。手指・手関節の可動域制限や手関節痛などの後遺症を予防すべく、当科では積極的に手術治療・早期リハビリを行っています。
  • 人工骨頭挿入術(股) 等:高齢者は骨粗鬆症があるため、転倒などの低エネルギー外傷により容易に大腿骨近位部の骨折が生じます。本骨折では歩行能力の低下、手術待機中のせん妄、認知症の悪化、基礎疾患の悪化などから寝たきりになる確率が高くなっています。本骨折には安定型と転位型があり、安定型骨折では骨接合術、転位型骨折では人工骨頭挿入術の適応として、受傷後24時間以内を目標に手術治療を行い、早期離床・早期リハビリ・合併症予防に努めています。
  • 橈骨遠位端骨折を主体とする前腕骨折に対する骨折観血的手術K0462は件数の多い疾患群です。骨癒合例で遅発性の腱損傷のおそれがあるもの、違和感、疼痛などを訴える症例については病状に応じて挿入物の除去を行っています。
  • 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方または後側方固定)等:脊椎外傷や脊椎慢性疾患で脊椎不安定性がある場合には脊椎固定術を、脊髄神経障害がある場合には脊髄除圧目的に椎弓切除術や椎弓形成術を行っています。外傷では早期離床を目指して早期手術治療を行います。慢性疾患では症状の重症度に応じて手術適応を決めています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 等 226 0.07 2.07 0.00% 76.86  
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 等 186 0.18 3.33 0.00% 64.70  
K2682 緑内障手術(流出路再建術) 等 32 0.03 2.50 0.00% 74.88  
K2683 緑内障手術 濾過手術 等 32 0.13 3.84 0.00% 69.66  
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) 等 18 0.17 3.39 0.00% 69.72  

網膜硝子体疾患・緑内障疾患・緊急疾患(外傷・網膜剥離など)の治療を積極的に行っています。白内障については、遠方の診療所からの紹介の方、高齢者や家人の協力が得られにくい方には入院治療に対応しています。

泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 その他のもの 等 110 1.47 2.63 0.91% 74.01  
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 等 101 1.07 7.92 0.00% 69.78  
K8411 経尿道的前立腺手術 電解質溶液利用のもの 31 1.26 4.90 0.00% 75.10  
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 等 27 1.26 2.67 0.00% 75.07  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 25 0.36 7.20 20.00% 76.08  
K773-3 腹腔鏡下小切開腎(尿管)悪性腫瘍手術 25 1.68 7.52 0.00% 71.44  

筋層非浸潤性膀胱癌の場合、当科では可能な限り一塊切除法で行い、治療法を決定する上での第一歩である正確な診断に役立てています。前立腺癌の手術については原則ロボット支援根治的前立腺全摘除術で行い、それが様々な理由で困難な場合は腹腔鏡下小切開根治的前立腺全摘除術を行いますが、2018年は0例でした。腎癌の場合、最近は小径腎癌が偶然見つかることが多く、ロボット支援腎部分切除術を積極的に行い、部分切除困難例については腹腔鏡下小切開腎部分切除術を行っています。進行癌でなければ腹腔鏡下根治的腎摘除術か腹腔鏡下小切開根治的腎摘除術を行っています。前立腺肥大症については当院にはレーザーを用いた機器は購入できておらず、従来からの標準術式である経尿道的手術を行っています。

耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 等 101 0.95 7.73 0.00% 20.13  
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 44 0.11 0.25 0.00% 5.00  
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術IV型(汎副鼻腔手術) 等 43 1.00 6.98 0.00% 55.93  
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 等 43 0.95 6.49 0.00% 56.70  
K4571 耳下腺腫瘍摘出術 耳下腺浅葉摘出術 等 29 0.93 4.93 0.00% 63.79  

小児の全身麻酔下での鼓膜チューブ挿入術は術後当日1日入院し、全身状態ををみて帰宅していただいています。

乳腺甲状腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 等 82 1.20 8.56 0.00% 62.04  
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) 等 67 1.36 10.73 2.99% 62.33  
K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 等 56 1.16 4.34 1.79% 59.21  
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等 49 4.80 14.29 2.04% 61.45  
K4632 甲状腺悪性腫瘍手術 全摘及び亜全摘 等 14 1.00 9.29 0.00% 55.29  

乳癌手術が大多数を占めています。約1/3は乳房温存手術で残りは乳房切除です。大多数が乳房切除を行っていますが、きちんと切除すると言う流れが主流になってきています。腋窩については75%程度の患者さんにセンチネルリンパ節生検を適応させています。郭清が必要な症例にはlevel 3まで(鎖骨下まで)の郭清を行っています。また、当科は再発乳癌の治療数が非常に多いため、継続的に化学療法が必要となった乳癌再発患者には積極的にCVポート埋め込みを行っています。
甲状腺も専門診療科であるので、手術が必要な甲状腺悪性腫瘍(ほとんどが甲状腺乳頭癌)は根治術を施行しています。一方で、腫瘍径1cm以下の微小甲状腺乳頭癌は患者さんの希望がない限り、通院で経過観察としています。良性の甲状腺結節の手術は原則行わない方針です。薬物療法が継続できないバセドウ病患者の治療は手術をなるべく回避し、ヨード内用療法の方向で検討しています。2018年11月から当院でヨード内用療法は施行可能になりました。原発性上皮小体機能亢進症についても、生化学型は経過観察の対象とすることが多いです(腎結石型や骨型は根治術を施行)。

産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877 子宮全摘術 38 1.24 6.97 0.00% 54.03  
K889 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側) 23 1.35 8.43 0.00% 63.83  
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹) 等 19 1.63 9.37 0.00% 51.37  
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 等 18 7.17 6.28 0.00% 34.56  
K8654 子宮脱手術(腟壁形成手術及び子宮全摘術)(腟式、腹式) 等 16 1.00 6.25 0.00% 74.06  

子宮全摘術は、主として子宮筋腫・子宮腺筋症などの良性疾患に対する手術で、開腹で子宮を摘出しています。ただし卵管が卵巣癌の原因と考えらるようになってからは、子宮摘出時には全例両側卵管も同時に摘出しています。子宮附属器悪性腫瘍手術(両側)は卵巣癌・卵管癌・腹膜癌に対する根治手術です。通常は子宮・両側附属器(卵管+卵巣)・大網・骨盤内から傍大動脈までのリンパ節を摘出する手術ですが、病状により抗がん剤治療を先行した場合にはリンパ節摘出を省く場合もある反面、外科医にお手伝いいただき、腸管の手術を同時に行いこともあります。子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹)等は、主として卵巣腫瘍に対する手術ですが、巨大であったり、悪性を否定できなかったり、強い癒着が予想された場合に施行しています。選択的帝王切開術等の選択的とは、既往帝王切開妊娠や骨盤位等で帝王切開術を予め予定して施行する術式であり、急遽帝王切開術が決まった緊急手術を含みません。子宮脱手術は子宮が下垂して膣から出ている状態の方に、膣から子宮を摘出した後に膣と会陰を縫縮する手術であり、主として高齢の方が適応となります。

形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K476-4 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後) 23 1.00 6.22 0.00% 46.87  
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 等 15 0.47 5.27 6.67% 76.53  
K013-21 全層植皮術(25cm2未満) 等 - - - - -  
K0871 断端形成術(骨形成を要する)(指) - - - - -  
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上) 等 - - - - -  

K476-4:乳房切除、全乳腺切除後、一次または二次再建として、ガイドラインに沿った乳房再建術を行っております。一期の組織拡張器留置の際から当科で行い、拡張は4週に1回の形成外科外来受診にて行います。シリコンインプラントのサイズ決定は外来でも行いますが、術中にサイザーを用いて最終決定します。手術時間は約2時間で、術後6日目に抜糸し退院される方が大半です。
K007-2:基底細胞癌(BCC)や扁平上皮癌(SCC)の転移のないものに対して行います。高齢者が多く、拡大切除は望まれないことがほとんどです。

呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 等 46 1.17 4.22 0.00% 69.41  
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 42 1.19 9.57 0.00% 67.67  
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 等 26 4.15 4.96 3.85% 38.96  
K496-4 胸腔鏡下膿胸腔掻爬術 - - - - -  
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 - - - - -  

2018年の原発性肺癌手術症例は60件で、1肺葉以上の切除が35件、区域切除が4件、部分切除が20件でした。そのすべてを胸腔鏡補助下に施行しました。肺葉切除では平均して術後10日以内に退院し、部分切除では術後5日以内に退院されています。転移性肺癌手術症例は24件で、肺葉切除が4件、区域切除が1件、部分切除が19件でした。気胸・肺嚢胞手術症例は26件で、部分切除が24件でした。40歳未満が12件、40歳以上が14件でした。外傷による多発肋骨骨折も積極的に手術を行っています。

心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5606 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの) 等 22 1.36 14.18 9.09% 74.91  
K5612ロ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈 等 14 1.00 7.36 7.14% 79.64  
K5551 弁置換術 1弁のもの 10 5.70 25.00 10.00% 72.20  
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術 2吻合以上のもの 等 - - - - -  
K5612イ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 胸部大動脈 - - - - -  

腹部大動脈瘤に対する治療は、高齢者ではステントグラフト内挿術を選択していました。術後の瘤内への血液漏出による瘤径増大に対して再手術症例が増加しており、高齢であっても開腹手術症例が増加してきました。腹部ステントグラフト内挿術は、約4割となっています。高齢患者が増加したため、入院日数と転院率がやや増加しています。

脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 24 0.29 8.92 20.83% 74.17  
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 14 1.07 5.64 7.14% 72.36  
K1742 水頭症手術(シャント手術) 等 10 4.10 10.40 40.00% 69.50  
K178-4 経皮的脳血栓回収術 - - - - -  
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 等 - - - - -  

高齢化社会に伴い、軽度の頭部外傷後に慢性硬膜下血腫を発症して紹介となるケースが多く、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術の件数が多くなっています。慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術では、通常は1週間程度で退院となります。水頭症についても同様で、高齢化社会に伴い、特発性正常圧水頭症(i-NPH)の症例が増えています。水頭症手術につきましては、当院では脳室腹腔短絡術(V-Pシャント)より腰椎腹腔短絡術(L-Pシャント)を選択することが多くなっています。
最近では、経皮的頸動脈ステント留置術や脳動脈瘤コイル塞栓術など、カテーテルでの治療(脳血管内手術)が増加傾向にあります。超急性期の脳梗塞に対しては、可能であれば経皮的脳血栓回収術を実施しています。

緩和ケア科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 14 15.29 24.07 0.00% 72.29  
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -  
K682-4 超音波内視鏡下瘻孔形成術(腹腔内膿瘍) - - - - -  

中心静脈にカテーテルを留置することで、頻回な末梢ルート確保の苦痛から解放され、確実にオピオイドなどの薬剤を施行出来るようにしています。

小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7151 腸重積症整復術 非観血的なもの 16 0.00 1.75 0.00% 2.31  
               
               
               
               

腸重積症は緊急的な処置を必要とする小児疾患のひとつです。当院では非観血的整復術にて全例整復することが出来ており、観血的手術を施行した例はありませんでした。

7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 35 0.27%
異なる 13 0.10%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 45 0.35%
異なる - -

この集計はDPC病名が上記だった場合のみですので、実際の発生数とは異なります。
血流感染につきましては、血液培養提出件数は5,376検体であり、95.29%が2セットで提出されていました。
厚生労働省収集(JANIS)の手術部位感染部門の報告(2018年)では、45の対象手術手技において当院は2,711件の報告を行っていますが、31手技において全国平均より低い感染率でした。JANISの薬剤耐性菌感染症の報告では、MRSAの感染率が3.50‰で全体の平均2.97‰より高い状況でした。CLABSI(カテーテル関連血流感染)サーベイランス結果は、0.345/devicedayと全国平均より低い感染率でした。CUTII(カテーテル関連尿路感染症)サーベイランス結果は、1.19/devicedayでほぼ全国平均より低かったです。
安全管理室での手術・処置等の合併症報告は63件でした。多い報告は穿孔が13件、脳梗塞が5件、縫合不全が5件でした。科別では外科17件、内科13件、心臓血管外科8件、循環器内科8件でした。報告は氷山の一角と考えており、今後も報告の精度管理に努めてまいります。

更新履歴

2019年9月27日 病院情報を公開しました。


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